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本題
(……正直、絵になって、羨ましい……) 「そう思わない、翔子ちゃん?」 「は、ハイ?!」 いきなり話題を振られてしまった翔子は、音程を思い切り外して返事をしてしまった。気付くと史記はこちらを微笑みながら見つめている。 「え、え〜と……その、すみません……話、よく、聞いてませんでした」 俯く。恥ずかさからか、頬がほんのりと赤くなる。 「でもそれって、ちょっと痛い所、突かれてますね」 総司の苦笑したような声。翔子が顔を上げてみると、彼はちょっと憂いを含んだような表情で史記を見ている。 「どういう意味、ソウジ?」 ジャックが椅子から体ごと総司に向け、己の疑問を解決すべく問い掛ける。 「皆はないかな、なんかこう……幼い頃に諦めた夢……そういったものを」 「それと今の会話がどう繋がるんだ?」 「つまり、幼い頃の夢を努力もせずに諦めた……それを言いたいの?」 淳司の問いに亜季が補足すると、総司はゆっくりと頷く。 「昔は、色々なりたいものがあったんだけどね……時間に追われているうちに一つ、また一つと僕は夢を諦めていったよ」 力無く彼がそう言うと、 「やれば良いじゃない。時間はあるものじゃなくて、見つけるものよ」

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