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| 本題 |
この学校で、彼女はよくUFOとか、幽霊とか、宇宙人とか、そういった神秘的なものに興味を持っていることが全校生徒に知られているから。
もう一つの理由は明解。
全身を黒の衣服で身を包んでいるから。
今日は黒の長袖、スカート、タイツ。流石にサングラスはしていない。これでサングラスだと完璧なのだが、と淳司はよくぼやく。
はっきり言って、ジャック並みに目立つ服装だ。
そんな彼女だから、その渾名も服装に由来するものが多い。『黒い魔女』『神秘の闇』『文学の漆黒』……意味は不明なものが多く、他にも色々あるようだが、一般的なものはこの三つ。
初対面の人はちょっと引くであろう渾名だ、と翔子は思う。
もっとも大概の初対面の人間は服装でも、その思想、思考法でも引くのだが。
「黒さんまでんなこと言うし……俺、ぐれるぞ」
「勝手にぐれれば?」
二人のやりとりを笑顔で見守れるのはこの人だけだろう。正直翔子もひやひやする時が日に一回はあるし、亜季はそれでなくてもきつめな性格なのだから。
「何事も努力せずに諦めるのはどうかと思うんだけどね」
う〜ん、と困ったように史記は人差し指を顎にあてている。
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